「統合」思考ができる人材を育てたい。

コンサルティングという仕事。
人の成長を目の当たりにする。

自社だけではなく、顧客企業で「わかってきた」人が増える。
たとえば、なぜ彼女は、変われたんだろう?と背景に想いを馳せる。
彼女は、他の社員と違う。ひとり、より高い視座で考えている。考えられている。
社長の視座で物事を捉えることができる。

それは、言われた事を言われたままやっていないから。
表面的な発言の奥にある「意味」をとらえて、彼女は仕事をしている。

「統合」して考えられる人を増やしたい、と思っている。 まずは自社の中に。
統合して考えられる人は、的確な意思決定ができる。自分の業務の範囲を超えて、全体の事が考えられるから。
統合して考えられる人は、リーダーシップを持てる。
「自分の利益のため」なんかではない方が、ひとはポジションが取れるから。目標を描き説得できるものだから。

統合とはなにか。
「構造の把握(あるいは関係性・つながりの理解)」と、「意味の体感」できっとそれは成る。
ゆえに、頭脳派の記号処理だけでは、統合はできない。

はじめの一歩は「意味」を問うことなんじゃないだろうか

何気ない、上司や社長のひとこと。
それを、単なる命令として受け取るのではなく、真意を、なぜそれを言ったのかを、
どうしてそのタイミングでその発言をしたのかを、表面的な言葉の内奥に想いを馳せること。その人の情動までをも、シミュレーションしてみせること。

”「意味」を私は、理解できているか?”この問を私自身にも、捧げよう。

 

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